恋の三社めぐり
名古屋・城山八幡宮洗心茶会(初釜)に行ってきました。
今日の席主さんは、裏千家・神谷宗ちょう(偏は舎、旁は長)氏と淡交会愛知第二支部担当の方でした。
第二支部のお席は、床に鵬雲斎の「万歳楽」が掛かり、花入には南天・衝羽根・紅白の椿が入り、加えて柳掛けには結び柳と、まことに初春を寿ぐ豪華な飾りでした。
飾り棚には、三宝に神鈴、そして若松の一本立ちと、これ以上は無いという念の入れようでした。
衝羽根(ツクバネ)は何よりの御馳走でした。
衝羽根は半寄生の木でモミなどと一緒に植えるものと聞いたことがありますが、育てるのはなかなか難しそうです。
以前、庭に植えたのですが見事に消えてしまいました。
神谷宗ちょう氏のお席の掛け物は鵬雲斎の「松高白鶴眠」で正月に相応しい一行でした。
松と白鶴、ダブルのめでたさですが、天下太平をうたっているとも云えそうです…。
お宮に参拝しましたが、目に止まったのが「恋の三社めぐり」の立て看板。
名古屋の高牟(たかむ)神社、城山八幡宮、山田天満宮の三社です。
それぞれのウリは「恋の水」、「連理木」、「よりそい石」とあります。
三社参りは人それぞれ、案外、マイ三社参りが一番良いかも…。