今泉今右衛門

愛知県陶磁美術館では「今右衛門の色鍋島」と題して、今泉今右衛門の特別企画展を開催しています。

今泉今右衛門1

江戸時代には鍋島藩窯として藩の御用を努め、明治維新の廃藩置県に伴う苦難の時代を乗り越え、代を重ね、研鑽をつみ、当代十四代へと「色鍋島」は受け継がれてきました。
今回の特別展は、当十四代の最近の作品を中心に、十三代~十代、そして江戸時代の作品まで遡り、色鍋島の歴史を約180点の作品で紹介すると共に、各技法の特徴も分かるような展示になっています。
今回のような、今右衛門窯の全貌が分かるような作品展は初めて見ました。

今右衛門2

当十四代の作品は、フォルムの美しさ、発色の鮮やかさ、斬新なデザイン、そして美しい精緻な描線で、完成度の高さを存分に示していたように感じ、目を見張りました。
プラチナ彩を所々に使っていたのも作品に輝きをもたらしています。
当代が確立した「墨はじき」の手法も、過程を追ったサンプル品があり、よ~く分かりました。

圧巻の展覧会でした。堪能しました。

【追記】
大相撲名古屋場所で、横綱・白鵬が初土俵からの通算勝ち星を1048勝として、歴代単独一位となりました。
素晴らしい!