香道一口メモ(6)/ヒオウギの花芽
昨年採種して今年の春先に蒔いたヒオウギは、4月に発芽してこの夏を越えたのですが、プランターを見ると三株に花芽が付いていました。
「えっ?これから咲くんだ!」
オドロキ、モモノキ、……です。
ヒオウギの花期は7・8月で、京都・祇園祭を飾る花として知られていますが、もう花期は終わっていて種が成長している時季です。
来年もまだ開花は望めないかも、と思い込んでいただけに、もうビックリです!
これは、狂い咲きなのでしょうか、それとも試し咲きなのでしょうか…。
驚きのあまり、焦点が合っていません!
秋の七草のひとつ、フジバカマの花はこれからです。
アサギマダラが飛来してくれることを毎年願っているのですが、残念ながら来てはくれません。
香道一口メモ(6)【聞香③】
この熟語は、はたして仏典に記載されているように漢語であり、和訓するなら香をかぐとよむべきものを、家風(かふう)をいえのかぜと誤り読むように、きくと文字読したことから、香はきくといいならわしたとか。それとも、ことさら香道のかおりを高邁(こうまい)させる作為からであったかもしれない。それにしても、かおりを聞くとは奥ゆかしい。
後半の一文に、慎み深さを垣間見たような気がしました。