曜変天目茶碗・龍光院蔵をNHKで!

日曜美術館「国宝を楽しむ」が昨夜NHK・Eテレで再放送され、京博「国宝展」に出ていた龍光院所蔵の曜変天目茶碗が映し出されました。

※NHK・Eテレより

美しい…。まさに学芸員の言葉「輝く銀河」という表現がぴったりの美しさです。

京博の「国宝展」でも見ましたが、茶碗の内側には多くの乳(にゅう)「貫入(貫乳)」が走っていて、実際にお湯を入れるとなると、ちょっと怖い感じです。

見おさめです!!

香道一口メモ・43【六国(りっこく)①】

沈水香の品質を六種に分類したのが六国で伽羅・羅国・真南蛮・真南賀・寸門多羅・佐曽羅(きゃら・らこく・まなばん・まなか・すもんだら・さそら)と称するもの。六国は木所(きどころ)ともいうように伽羅を除いては産地名に由来するが、地名については香道の栄えた江戸時代の中ごろにも大いに究明されたように異説も少なくない。

ふっと、宮尾登美子の小説『伽羅の香』を思い出しました。
あの小説のモデルは、香道御家流・山本霞月宗匠(故人)と云われているようですが、当時は想像もつかない「香」の世界を垣間見る思いで、針小棒大とは云いませんが、大きく広くしかもリアルに描く宮尾流の文体に惹かれて、一気に読んだことを懐かしく思い出します。