香道一口メモ・73
送られてきた売り出しの案内を二つ。
◆名古屋大須「春香堂」からの歳末売り出しの案内です。
◆京都「茶道具みやした」からの出物道具速報です。
今夏、ぶらりと京都・西陣織会館で催していた茶道具展を見に行った際に、住所氏名を記載したからでしょうか、カタログが月に三回ほど送られてきています。
出物だけあって、ほとんどが書き付けのある道具ばかりで、見るだけでも楽しいカタログとなっています。
お茶会などにピッタリの茶道具もたくさん載っていて、業界の奥の深さを垣間見る事になりました。
そうそう、今日はキジバトがつがいでやって来て、枝に長時間留まっていましたが、不思議ですねぇ~。
香道一口メモ・73【香畳紙(こうたとうし)】
志野折=尾長鳥と春秋の草花を極彩色に描いた金ぱくの紙地を表に、色鳥(と)の子紙数枚を重ね折りし、香包を入れる。記紙差=組香の際、本人の名と答えを書く名乗紙(記紙)を束ねて入れる。表の金紙に雲月とホトトギスの絵様があり、上方に差し込み口がある。ほかにも名所、風景、花鳥を描いた様ざまの形の畳紙が工夫されている。
※鳩居堂カタログより。