鏡開(かがみびらき)

今日11日は、暦によると鏡開、蔵開きの日です。
ということで、朝食はお餅入りの小豆粥(たらこ入り)となりました。

「正月に供えた鏡餅をおろし、二十日の小豆粥(あずきがゆ)に入れて食べる。のち十一日の仕事始め(倉開き)に行なうようになった。」と日本国語大辞典にはあります。

面白いのは[語誌]。
「二十日に祝うのは、男性は「刃柄(はつか)」、女性は「初顔(はつかお)」にかけたもの。仕事始め(倉開き)の十一日に行なうようになったのは徳川家光が慶安四年(1651)四月二十日に没したことによるという。」という説明には驚きました。

家光の月命日二十日は避けたということでしょうか…。

教場の初聞香は例年通り「萬歳香」でした。
全当たりの「萬歳」とはいきませんでしたが、お手上げではなかったところがせめてもの救いでした。

名古屋栄地下街・クリスタル広場の謹賀新年です。

香道一口メモ・107【七夕香③】

床または庭に面する所に卓を置き、上に梶(かじ)の葉を敷き野菜を供え、下に琴、糸巻きを飾る。左右の竹には五色のひもをかけ、香をたいて七夕祭りをする。香席では祭り日に合わせて、二・二・二・一の四種に聞き分ける七炷(ちゅう)香を七回行う。その間に連客は、正式には一回ごとに歌一首をよみ、タンザクに記し、竹枝に結び付けていく。

※七炷香(無試)は七夕に因んで行なわれ、七人で1日に七回(香元・執筆を各自一回)行い、一回ごとに歌を詠んで飾ると聞いたことがあります…。