半夏生の頃
今日7月2日は七十二候の「半夏生(はんげしょう)」。
半夏(はんげ)(=カラスビシャクの漢名)が生える頃となっていますが、その烏柄杓(からすびしゃく)は独特の苞と花の時期を終えて、既に種をつけていて、その重みで鉢から垂れている状態です。(今年の植物は花・種とも随分早いようです)
半夏生という名のドクダミ科の植物も、そろそろ盛りを終えようとしています。
下の写真は、和楽会(6/27)のものです。(鉄線籠に半夏生)
昨日7月1日から、京都では祇園祭の諸行事が始まっています。
祇園祭を彩る花と云えば「ヒオウギ」ですが、今年は随分と早く、既に花を咲かせている株もあります。
いかにも邪気を払ってくれそうな強い植物で、祇園祭の頃に京都の町家の床に飾られている姿には気品を感じます。
祇園祭といえば山鉾巡行が有名ですが、ここ数年は専らBSの生中継を見ることにしています。(現地の暑さは尋常ではありません!)
去年でしたか、LIVE中継放送席前のヨシズにはちゃんと「ヒオウギ」が飾られていましたね。(^O^)
東海地方は真夏日の暑い日が続いています。
夏本番の猛暑日はこれからと云うのに、私的にはもうほとんど「熱中症」状態です。
香道一口メモ・167【香の序破急②】
香木の割り方に方式があり、香をたくにも序破急によるべきだと論述したのは慶長時代の香人。客から香を賜わったらその返礼の香は序・急に、あるいは亭主が序の香をたいてあいさつとしたら客はこれを受けて破の香をたくべきだ。二つの香炉に香をたいて客と主人に出すときは、まず第一の香を主人に、客には次の香を出すのが方式と記している。