極暑・炉灰・甲子園
一昨日の名古屋の最高気温は遂に40度を越えて40.3℃。
名古屋地方気象台が記録を取り始めてから最も高い気温となりました。
エアコンの効いた部屋から一歩出ると外気はまさに熱風でした。
これでは飛行機のエアバスならぬ、まるで「Air Bath」だね!なんて声も聞こえてきたような…。
昨日は、一昨日ほど高い気温ではなかったものの、それでも最高気温は37.4℃。
軽~く猛暑日です。
この時期の作業として欠かせないのが毎年の「灰作り」。
約一名がこの春上げた炉灰をきれいにした後、煮出した茶汁を加えて大事な灰作りに精を出していました。
※天日干し
今日の名古屋の最高気温は39.9℃。
この暑さの中、夏の高校野球100回記念大会が甲子園で始まりました。
甲子園には春夏合わせて3,4回行った記憶がありますが、春は風が冷たくて身体が冷えてくるし、夏は銀傘の下でも熱風で汗が滲み出てくるといった具合で、長時間の観戦には結構エナジーを必要とします。
個人的に見とれてしまうのが試合開始前の5分間の練習で、良く考えられた無駄のない内・外野のノックと送球練習には「美」を感じてしまいます。
暑い、暑いと云いながら、せめて文字だけでも涼しそうな「納涼香」と一瞬思いましたが、やはり暑いです。
◆香は四種
水辺として 三包で無試
山路として 同断
木陰として 同断
風 として 四包で内一包試
◆聞き方
風の試みを聞いた後、
水辺、山路、木陰の九包に、客香の風三包を入れた計十二包を打ち交ぜて炷き出します。
一(水辺)、二(山路)、三(木陰)は十炷香の如く聞き、風は正聞です。
とにかく、涼を得るには風に当たる、風を当てることを旨とする組香のようです。