冬蕨(ふゆわらび)

「冬蕨」が木陰にひっそりと生えています。
秋から春にかけて地上部が出てきて、やがて黄褐色の胞子嚢をつけ、これが花に似るところから「冬の花蕨」とも云われています。
他に「寒蕨」、「日陰蕨」などの呼び名がありますが、春の蕨とは別物です。

冬の茶花として珍重されています。

冬わらび丈三寸の穂を競ひ (渡辺かな子)ーー『角川俳句大歳時記』よりーー