尾張徳川家の雛まつり

立春を過ぎていますが、この冬?初めての初雪が昨日やっと舞いました。

名古屋で最も遅く初雪を観測したのは、これまで1月21日(1901年)だったそうですから、昨日の初雪は記録を20日間も延ばしたことになります。
個人的には、冬の季節の「けじめ」がついて、なんだかほっとしています。(^O^)

名古屋・徳川美術館で、この時季恒例の「尾張徳川家の雛まつり」展が始まっています。(~4月5日)

チラシにある雛人形は、徳川の江戸時代に合わせて男雛が左側(向かって右)、女雛がその右側(向かって左)に座しています。
昔から「天子は南に面して坐す」のを常とし、左の方(東・日出の方)が右よりは上位とされてきたのは、左大臣の方が右大臣より位が高かったことからも解ります。

現在では男雛が向かって左、女雛が向かって右に座す形もすっかり定着していますが、これは大正時代に男女の並びを西洋の慣習に倣ったからと云われています。

まぁ、それぞれのこだわりに従って、男雛が左の所もあれば、右の所もあるといったところでしょうか…。

また、雛人形を飾る期間は立春を迎えた後、3月3日までの所もあれば、旧暦三月三日(今年は3月26日)まで、あるいは月遅れの4月3日までの所と三通りあるようです。
尤も、徳川美術館のように、展示切り替えの都合から4月5日の日曜日までとなっている所もあります。

道端に水仙が咲いていました。
※異名は雪中花(せっちゅうか)