利休忌に寄せて・供茶

今日は朝から夕方まで、雲ひとつない青空が晴ればれと広がりました。(珍しい!!!)
朝のNHKR1で、気象予報士の方が今日は「一円玉天気」と予報していましたが、まさにその通りで「これ以上崩れようがない」青空の一日となりました。(^O^)
一日中、一点の雲も無い空なんて見たことがありません。(今まで意識して見ていなかっただけかも…)

3月末は利休忌です。
千利休が亡くなったのは天正十九年(1591年)二月二十八日(旧暦)とされています。
千家では、月遅れの3月27・28日に、利休居士を偲んで「利休忌」が営まれていると聞いています。

当方でも、この時季には利休を偲び、和楽会に合わせて床に利休座像を掛けて供茶(くちゃ)をすることにしています。

※経筒に菜の花。天目台と天目茶碗。

供茶の飾り方は流派によって多少の(実は大きな?)違いがあるようですが、お茶の入れ方は同じようです。

「天目茶碗に湯を入れてすすぎ、湯を建水にこぼした後、茶布で拭かずに台上に戻し、湯を先ず適量入れてからお茶を茶杓で一人分入れる。(茶筅は使わない)」という所作は、どうやら共通しているようです。

このご時勢です。
ネット上にはお点前についての書き込みがあり、YouTube上ではお点前の動画さえ見ることもできます。
とは言え、全てが解るわけではなく、全体の所作は矢張り習うしかないというのが本当のところかもしれません…。

ともあれ、供茶は無事に終わりました。(^O^)

下の写真は、裏千家流で見かける5点セットの飾り物です。

(後)花立て・香炉・灯明/(前)茶碗・菓子皿