539・415・234
昨日・一昨日の季節外れとも云える暖かさに山茶花の蕾が一気に膨らみ、昨日は時雨る中で花開きました。
頼りなさそうに見える花びらが持ち味とも云えそうですが、孫(ひこ)生え・原種返りなのでこの姿なのかもしれません。
新型コロナの感染拡大が止まりません。
一作日は多いところから、東京534、大阪338、北海道266、愛知219、神奈川205、…でした。
昨日の感染者数の発表は、東京522、大阪370、北海道304、愛知202、神奈川208、…。
今日土曜の三連休初日は、東京539、大阪415、北海道234、愛知211、神奈川193、…。
一体全体、何処で誰がどのように感染しているのか、ちっとも解らないというのが本当のところです。
多くの専門家が、感染拡大はまだまだ続くと予想していますから、この先の見通しとなるとなかなか厳しいようです。
茶道教室や香道教室は、既にマスク等の感染対策を図りながら再開されています。
勿論、このまま継続できることを望んではいますが、少し気になっているのが新春の初釜と聞香始。
どうしても密になりやすい華やいだ催事であるだけに、感染対策を施した新しい様式が求められるところかもしれません。
悩ましいところです…。
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月々に行なわれる香道の組香は、その時季、その月にふさわしい組香が選ばれていると思います。
新春の萬歳香や慶賀香に始まり、春秋を経て、年末は歳暮香で終わるというのが、教室のここ数年のパターンとなっています。
過去に経験した組香について、実施した月日、付された香銘、記録紙の写し等々は整理していますが、組香目録にある二百数十種の組香総てを経験することはおよそ不可能なことです。
時季に応じて絶対に外せない定番の組香が少なからずありますから、半分近い百種を経験するのにも長い長~い年月がかかりそうです。
古い書物に、時季に応じた組香の例が載っていました。
曰く、
雪ならば雪見香、月ならば月見香、花ならば花見香。
初春に子日香・若菜香、如月は梅花香・雉子香、弥生は桜香・藤花香、夘月には卯花香・牡丹香、五月は五月雨香・時鳥香、六月は蓮葉香・晩夏納涼香、七月は七夕香・女郎花香、八月は野分香・雲月香、九月は重陽香・菊花香、十月は紅葉香・時雨香、十一月は落葉香・千鳥香、十二月は玄冬香・歳暮香。
※ただし、月は旧暦です。
概ね頷ける組香かと思いますが、藤花香、牡丹香、紅葉香については組香目録にその名が見当たりません。
紅葉香と牡丹香は大外組や香道籬之菊の中にあるようですが、藤花香はネットで検索してもヒットしません。
字を読み違えているのでしょうか…?
ちょっぴり気になっています。(^^)