彼岸の中日

今日は二十四節気の一つ「秋分」の日。
太陽が黄経180度の秋分点を通過する日です。(因みに、春分点が黄経0度)

太陽は真東から昇り真西に沈み、日の出から日の入りまでの昼とその逆の夜の時間がほぼ等しくなる日です。
「ほぼ」と云っているのは、実際は昼の時間が若干長くなるからです。

その理由としてよく言われるのが、日の出は太陽が地平線上に顔をのぞかせた時、日の入は太陽が完全に地平線下に隠れた時とされていることから、太陽の直径分の移動時間に加えて、大気による太陽光の屈折現象の為に、昼の時間の方がどうしても長くなるようです。(他にもありそうですが、深入りはしない方が無難?)

今日の名古屋の日の出は5:41、日の入は17:47となっていますから、昼の時間は12時間6分です。

「秋分」は文字通り、立秋(8月7日)から始まった秋の中間点・折り返し点となっています。(ほぼ!)
二十四節気は、一年を太陽の黄経に従って24等分して季節を示したものですが、その分け方は二至(冬至・夏至)二分(春分・秋分)四立(立春・立夏・立秋・立冬)でできた八節を更に三分割して、各月に二つずつ配されています。

秋分は春分とともに大切な節目となっています。

ところで、秋分(春分)の前後七日間はお彼岸で、今日は彼岸の中日です。

彼岸会は仏教の法会で、806年に崇道天皇の霊を慰める為に初めて行なわれたと辞書にはあります。
中日には太陽が真西に沈むことから、西方浄土を希求する願いと合した法会なのかもしれません。
特に江戸時代になってから、全ての家を特定のお寺と結びつける檀家制度が設けられてから、広く庶民の間にもお墓参り・お寺参りの彼岸の行事が習慣化され、現在に至っているようです。

というわけで?、今日は菓子舖「たねや」の「おはぎ」を買い求め、ご先祖様にお供えしてから、ご一緒に美味しくいただきました。(^^)

※「たねや」きな粉付きのおはぎ

彼岸花があちらこちらで満開です。

※公園の彼岸花