アサギマダラが藤袴に…

長年、待ち焦がれていたアサギマダラが初めて?我家のフジバカマ【藤袴】にやってきました。

午前10時過ぎ、鉢植えのフジバカマにアサギマダラが留まっているのを発見!
「来てる~」狂喜乱舞のひと時でした。

写真を撮ろうと思い、カメラを向けている間に、スーと飛び立ってしまいました。残念!!!
でもでも、記念すべき出来事でした。(^^)(今年の10大マイニュースにランクイン!)

※フジバカマの花

「四季」で楽しむ組香⑥ 【四季花鳥香】

文字通り、四季の花と鳥を組みあわせた組香となっています。

◆香五種
梅花として 三包で内一包試
卯花として 同断
菊花として 同断
紅葉として 同断
鳥 として 一包で無試
但し、当季の花は三包無試とする。

◆聞き方
四季の内、当季の花は無試とし、当季外の花三種の香を試みとします。
出香は当季外の六包に当季の香三包、鳥の香一包加え十包打ち交ぜ炷き出します。
試みに合わせ、記紙(名乗紙)で答えます。
無試の香は二種(当季の花・鳥)ありますが、三包と一包であることから聞き分けます。

客香の「鳥」は四季によって名目があります。

春は雉子(きぎす)
夏は水鶏(くいな)
秋は雁 (かり)
冬は千鳥(ちどり)

いづれも当季の鳥名にて認めます。

※記録紙(夏季の例:卯花が三包、鳥は水鶏)

| 菊花  梅花  卯花  菊花  紅葉
|   梅花  卯花  紅葉  水鶏  卯花

名 卯花  梅花  紅葉  菊花  紅葉
|   梅花  卯花  水鶏  菊花  卯花 六

名 菊花  梅花  卯花  菊花  紅葉
|   梅花  卯花  紅葉  水鶏  卯花 全

※点の数え方は、当たりに応じて一点から四点まであるようですが省略です。m(__)m

◆メモ
春は梅花、夏は夘花、秋は菊花、冬は紅葉となっています。
冬が紅葉については「紅葉は秋じゃないの?」と疑問を抱く人もいるかもしれませんが、落葉の景色を考えれば冬であっても不思議ではありません。

事実、『新古今和歌集』巻六・冬歌に「紅葉」が何首か詠まれています。

552 神無月 風に紅葉の散る時は そこはかとなく物ぞかなしき 藤原高光
553 なとり川やなせの浪ぞさわぐなる 紅葉やいとゞよりてせくらん 源重之
555 散りかゝる紅葉流れぬ大井川 いづれ井ぜきの水のしがらみ 大納言経信
556 たかせ舟しぶくばかりに紅葉葉のながれてくだる大井川かな 藤原家経朝臣
562 初時雨 忍ぶの山の紅葉葉を 嵐ふけとは染めずやありけん 七條院大納言
……

組み方、聞き方は比較的シンプルです。
四季の花と四季の鳥を組み合わせた美しい組香になっていると思います。(^^)