コーヒーで月見香

「ネスカフェ 香味焙煎 香道サロン」が志野流香道・蜂谷宗苾若宗匠監修のもと、東京・ネスカフェ原宿で行なわれているようです。(~11月12日)

催事の一つに、香木の香りをコーヒーの香りに置き換え、組香「月見香」の聞き方を借りて、香り当てのゲームを楽しもうという企画がありました。
下はサイトからの引用です。

●「ネスカフェ 香味焙煎 月見香体験一式」 1,000 円(税込)
・2 種類の香りを組み合わせた香道の遊びの一つ「月見香(つきみこう)」をご体験いただけます。
・「ネスカフェ 香味焙煎 豊香(ゆたか)・柔香(やわらか)」の 2 種類を使用した“香り当て”として「組香(くみこう)」を行っていただき、「ネスカフェ 香味焙煎」の特長である“香りの良さ”を最大限楽しんでいただけます。
<「月見香(つきみこう)」>の手順
1. まず「ネスカフェ 香味焙煎 豊香・柔香」(いずれか 1 つ)の香りを試し聞きした後、3 つの器に淹れられたコーヒーの香りを順番に聞いていきます。
2. お客様は、3 つの器に淹れられたコーヒーの香りが、はじめに試し聞きした香りと同じかどうか聞き分け、回答を記入します。
3. 回答の組み合わせによって、様々な月の種類 (十五夜、十六夜、水上月、雨夜など)をあてはめます。
香りを水や明るさに例えながら様々な月を鑑賞する遊びとなっています。

「ネスカフェ香味焙煎」の豊香(ゆたか)の香りを「月」に、柔香(やわらか)の香りを「客」として、組香「月見香」を楽しもうというものです。

香木をコーヒーに、香炉を容器に置き換えて、香りを聞き当てる遊びとなっています。
コーヒーと香道の意外なコラボです。

発想が柔軟で、是は是で楽しめそうです…。(^^)

※組香「月見香」については、近いところでは2021.09.21のblogで、名目(十五夜、十六夜、水上月、雨夜など)等については2018.09.10のblogで、概要を記した覚えがあります。

朝日新聞に10月12日(火)から連載されていた樂 直入(じきにゅう)(15代樂吉左衛門)のインタビュー記事が昨日終わりました。(全14回)

NHK特集「楽茶碗 受け継がれた四百年」(2007年&2020再)や新聞・雑誌記事を通して、15代の作品と人柄について関心を持ち続けています。
聞き手の文章も読みやすく、内容ともども毎回楽しみにしていた連載「樂直入 語るー人生の贈りもの-」でした。

2回分ずつA4サイズに編集したものをPDF型式でアップしようと思っていましたが、予想以上にデータ容量が大きくて断念しました。m(__)m

「名残り」です。

※ホトトギス・秋明菊・藤袴・高野箒・ツワブキ