「華 花」展

特別展「華 花-四季の花と中国陶磁史-」が愛知県陶磁美術館で開催されています。(10月9日~12月12日)
中国陶磁器を彩る「花」に焦点を当て、その変遷を辿るような展覧会となっています。
タイトルには「中の美しい」の意味も込めてあるとか…。

展覧会を見終わってから、あらためてチラシを眺めてみました。
チラシにある案内文には本展覧会の趣旨・内容が余すところなく表現されていました。

『四季を彩る「牡丹」「蓮」「菊」「梅」に焦点を当て、南北朝から清時代にみられる「三彩」「青磁」「青花」「五彩」など多種多様な作品から、「花」の色彩と技法について概観します。また、作品にみられる「花」の象徴する意味、色や状態、呼称等について、中国古典や漢詩の世界観や花の鑑賞史から捉えることで、魅力的な花物語を紹介します。』

作品目録によると展示品は全89点。
東博をはじめ、出光・五島・MOA・静嘉堂文庫などの美術館所蔵品も展示されていました。

個人的には、南宋時代の砧青磁、そして染付にあたる青花の作品等に目が留まりました。

中国古典や漢詩が周到に引いてあり、その奥行きの深さと同時に学芸員の力の入れようが感じられました。(^^)

※「華 花」展チラシ裏面より

愛知県の今日の新型コロナ新規感染者数は35人。
昨日は一桁の9人でしたから、更に減少することを期待していたのですが、矢張り一筋縄ではいかないようです…。