朔風払葉
今日で11月は終り。
あと一ヵ月で今年も終わりかと思うと、月日の流れの速さに唖然とするばかりです。
先日27日は(から)七十二候の「朔風払葉」(きたかぜこのはをはらう)でした。
文字通り、北風が木の葉を吹き払う、の意です。
朔って北のこと?
辞書『新漢語林』で「朔(さく)」を引いてみると、ちゃんと「北」がありました。
①ついたち。陰暦で月の第一日。「月朔」
②こよみ。昔、天子が年末に諸侯に与えた明年のこよみ。「正朔」
③天子の政令。
④はじめ。
⑤きた。北方。十二支の第一番目の子(ね)が北に配されたことから、朔(はじめ)を北とした。
納得です。(^^)
因みに、『日本国語大辞典』で「ついたち」を引いてみると、ついたち【朔日・朔・一日】とあり、「つきたち(月立)の変化した語」とあります。
さく【朔】、さくじつ【朔日】、さくげつ【朔月】、げっさく【月朔】、すべてに「ついたち」の意味がありました。
なるほど、なるほど。(^^)
七十二候では、さくふう【朔風】を「きたかぜ」と読んでいます。
面白いと思います…。
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センリョウ【千両】やマンリョウ【万両】の赤い実が小鳥を待っています。
※センリョウ【千両】の実
※マンリョウ【万両】の実