時は元禄十五年、……

今日12月14日は、赤穂浪士が江戸本所松坂町の吉良邸に討ち入った日となっています。
といっても、旧暦の十二月十四日、元禄十五年のお話です。

忠臣蔵でお馴染みのシーンは雪が積もっています。
西暦では何時のことなのか、気になってネットを見てみました。

ありました!!(^^)
現行の西暦(グレゴリオ暦)では、1703年1月30日にあたるとあります。
1月末なら、雪が降り積もっていたというのも頷けます。

討ち入りのあった吉良上野介屋敷跡の一部は現在「本所松坂町公園」として残され、毎年12月14日には「義士祭・吉良祭・元禄市」が催されて賑わうようですが、昨年に引き続き今年も新型コロナの為に催しは中止となっています。

元禄十五年の干支は壬午(みずのえうま・ジンゴ)でした。

元禄時代は勿論旧暦(太陰太陽暦)です。
旧暦は明治五年十二月二日までで、翌日は明治6年1月1日とされ、現行の新暦(グレゴリオ暦)に改暦されて現在に至っています。(現在でも事あるごとに旧暦が顔を出しますが、旧暦年を正確に表す呼称は明治五年までということになります。)

干支(えと)は十干(じっかん)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせたものです。
十干は、五行[木・火・土・金・水]を兄(え)と弟(おと)に分けたものとなっています。(例えば、きのえ【甲】は木の兄(え)、きのと【乙】は木の弟(おと)の意)

五行 十干
|木…甲(きのえ・コウ)
|  乙(きのと・オツ)
|火…丙(ひのえ・ヘイ)
|  丁(ひのと・テイ)
|土…戊(つちのえ・ボ)
|  己(つちのと・キ)
|金…庚(かのえ・コウ)
|  辛(かのと・シン)
|水…壬(みずのえ・ジン)
|  癸(みずのと・キ)

今年は、組香の記録紙に書かれる干支が辛丑(かのとうし・シンチュウ)でした。
来年は壬寅(みずのえとら・ジンイン)ということになります。(^^)

「来年は」と気安く書きました。
新暦(グレゴリオ暦)では勿論1月1日からでしょうが、旧暦一月一日となるのはカレンダーを見ると2月1日となっています。
旧暦オタクにとっては、ちょっぴり気にかかることかもしれません。
尤も、実用上は?まったく問題ありませんが…。

ふたご座流星群がピークを迎えています。
YouTubeでは、山梨県西湖からのLIVE映像が楽しめます。
昨夜も見ました。
今夜も美しい映像です。(^^)