千松会

松坂屋名古屋店の本館八階・美術画廊で「千松会」が開催されています。(11日~17日)
表千家と千家十職、松坂屋によって昭和24年(1949)から茶の湯文化の継承と発展のために始まった「千松会」は、表千家の「千」と松坂屋の「松」をとって名付けられた会となっています。

7年ぶりとなる今回の展覧会は、当代(十五代)家元・猶有斎宗左宗匠の家元襲名後、初めての開催だそうです。
家元自作の茶杓を初めとして、千家十職の方々の新作などが多数出展されていて見ごたえのある展覧会となっています。

作品の素晴らしさは云うまでもありませんが、お値段もまた素晴らしい作品ばかりでした。(^^)

出展作品は全て目に焼き付いていますが、中でもパンフレットに載っている宗哲の「松鶴蒔絵大棗」、吉左衛門の「黒茶碗」、清右衛門の「萬字釜」、善五郎の「角大師ノ画茶碗」に加えて、展示してあった正玄の「竹水指」、善五郎の「童女?香合」などは特に印象に残っています。
久しぶりに目の保養をさせていただきました。感謝!(^^)

因みに、千家十職は以下の方々となっています。
永樂善五郎 (土風炉・焼物師)
樂吉左衛門 (茶碗師)
大西清右衛門(釜師)
飛来一閑  (一閑張細工師)
土田半四郎 (袋師)
中村宗哲  (塗師)
黒田正玄  (竹細工・柄杓師)
奥村吉兵衛 (表具師)

駒沢利斎[14代没後空席](指物師)
中川浄益[11代没後空席](金物師)