桜始開
ソメイヨシノが満開です。
暦では、昨日26日が七十二候「桜始開(さくらはじめてひらく)」でした。
今年は春の訪れがとても早く、草花が次々と開花しています。
公園の桜は風に揺られハラハラと散り始めていて「桜始散」?の風情です。
地植えのヒトリシズカ【一人静】が、ここ二日ばかりの雨でググっと伸びて花を付けています。
楚々とした風情があり、お気に入りの春花の一つです。
ユキヤナギ【雪柳】とウグイスカグラ【鶯神楽】も満開です。
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この時期、桜に因む組香と云えば、桜香、禁裏香などが思い浮かびます。
禁裏香は、香三種[桜・柳・客]で試香は桜と柳、出香は各二包の計六包を打ち交ぜて炷き出し、記紙には二炷毎に名目で答えるようになっています。(名目は略!)
香種に桜、柳があることから、証歌ではありませんが素性法師の歌が思い出されます。
この時季にピッタリの歌で、都の情景が浮かびあがってきます。
見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける (古今集 春上56)