洗心茶会
名古屋・城山八幡宮の洗心茶会初釜に久しぶりに出かけました。
大寒の真直中とは思えないほどの穏やかな好天に恵まれ、一足早い春の到来を感じたほどです。
担当はご当地の松尾流で、香煎席・薄茶席・点心席の三席となっていました。
ゆったりとしたお席で心穏やかにしっかり楽しませていただきました。感謝・感謝!
城山八幡宮の裏手にある連理木は茶会の後に決まって訪れる場所です。
養生の為のシートは取り払われ、幹の周りをぐるりと回れるように板の回廊?が設けられています。
連理と云えば、白居易の「長恨歌」にある
在天願作比翼鳥
在地願爲連理枝
が余りにも有名です。
七月七日長生殿
夜半無人私語時
玄宗皇帝と楊貴妃が私語(ささめごと)を交わした七月七日長生殿の夜半。
うるうる…涙がちょちょびれる?エレジーです。
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外組8番 【替山路香】
香五種
行きやらて として 一包に認無試
山路くらしつ として 右同断
ほとときす として 二包に認内一包試
今一声の として 一包に認無試
きかまほしさにとして 右同断右、試み終りて、本香五包打ち交ぜ炷き出す。ほととぎすの香五種の内にて、何番目に出たるといふ事を聞き定め、名乗紙に書き付け出すべし。外の四種は名乗紙に書くに及ばず。
異聞に、一二四五を二包づつ試み有、三を一包にして無試に組み、名乗紙に残らずしるして、記録の人、先ず記紙に点をかけて、時鳥の香当れば、全なれば五点かける。時鳥違へば外の香当りても点なしと両様可用。
又、時鳥一番に出たると聞いて違へば、聞きの中段に行やらてと書き、二番と聞き違へば山路くらしつと書き、四番と聞き違ふれば今一こゑのと書き、五番と聞き違へばきかまほしさにと書く。三番と違へば歌一首書くべし。歌左の如し。
ほとときすなくへき里をさためねはけふも山路をたつねくらしつ
なお、記録の面にて可考。左の如し。
(記録例 略)
きろく是に順ずべし。
又、(三の香)聞き当る人には、(聞きの)中段にほとときすと書くべし。