夏の土用
今日は夏の土用の入り。
一年に四回ある土用のうち、最も(唯一?)その名が知られた土用で、8月7日の立秋前日までの19日間となっています。
しかも今日は丑の日。
夏の土用の丑の日といえば、夏負けしないようにウナギを食する習慣がすっかり根付いています。(今年は二の丑の日も!)
丑の日には「う」のつく食べ物がよいとされたことから、「うどん」「うめ」なども該当しそうですが、もっぱら食されるのは見た目からして滋養強壮のあるウナギとなっています。
我家でも習いにしたがって、夕食は鰻丼となりました。 (^^)
これで、夏負けしないこと間違いなしです。(お気楽!)
それにしても「土用」っていい響きです。
夏から一晩で秋になるのではなく、夏の土用という、云わば移行期間(心の準備期間)を経て秋が立つ「立秋」を迎えるなんて、なんと趣のあるしきたりなのでしょう。
一年365日を木・火・土・金・水の五行になぞらえて春・夏・土用・秋・冬に分けると、それぞれ73日が割り振られます。
更に、土用の73日を春夏秋冬の四季の終わりに各18日を割り振ったのが、春の土用・夏の土用・秋の土用・冬の土用と云えるようです。
尤も、土用と云えば夏の土用、そして土用丑の日のウナギが先ず浮かんできますが…。 (^^)
しばらく前からヒオウギ【檜扇】が咲いています。
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外組39番【玉橋香】
香四種
一を天浮橋として 二包に認内一包試
二を雲梯橋として 三包に認内一包試
三を露玉橋として 右同断
四を占問橋として 二包に認無試右、試み終りて出香七包打ち交ぜ炷き出す。試みに合せ札打つべし。時宜にて名乗紙にても聞くべし。当りに点すべし。露の玉橋二炷当り、後の一炷には二点掛ける、以上三点となる。始めにても後にても一炷の当りは点なし。占問橋は一人聞き三点、二人より何人にても二点づつなり。外の香は皆一点づつなり。天浮橋は開闢の始めなれば一炷とす。雲の梯橋は二炷、露の玉橋は七夕星合の橋なれば二炷合わざれば詮なし。占問橋はうらなふという意にて試香はなし、客とするなり。出香七包は七夕にかたどる。依て玉橋を以って題号とするなり。尚、記の面にて考ふべし。左のごとし。
(記録例 略)
きろく是に順ずべし。