山芍薬

山芍薬が今日の晴れを待っていたかのように花開きました。
とっても清楚で、お気に入りの花の一つです。

今年は嬉しいことに二株咲きました。 !(^^)!
来年も咲くように、お礼の肥料をしっかり施さなければと思っています。

昨日、志野流香道の流祖・志野宗信を偲ぶ志野忌が家元・松隠軒で営まれたようです。
昨年までは3月18日に行なっていた志野忌でしたが、今年は同日に銀閣寺で家元継承式を執り行った関係で、旧暦三月十八日にあたる昨日の志野忌となったようです。
伝え聞くところによると、香席での組香は「小草香」、草の名は「なのはな」で組まれたようです。

昨日は奇しくも七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」。
虹が見え始める意のようですが、ひょっとすると昨日の雨あがりには美しい虹が見えたのかもしれません。
先行きを祝福しているかも…ですね。 (^^)

外組23番【替松虫香】

香四種
一として 三包に認無試
二として 右同断
三として 一包に認無試
松虫として 四包に認内一包試

右、試み香終りて一二の六包打ち交ぜ二包除き、三の香一包と松虫の香三包を加え、八包として打ち交ぜ炷き出すべし。一二三の香は無試に聞くべし。松虫は試みに合わせて聞くなり。記録の奥に歌一首書くべし。左のごとし。

秋の野に道もまとひぬ松虫の こゑするかたに宿やからまし

名乗紙をも用ゆへけれども札の方本式なり。記録の面にて考ふべし。左のごとし。

(記録例 略)

きろく是に順ずべし。

[メモ]
『古今和歌集』巻第四 秋歌上 201
秋ののに道もまどひぬ松虫の こゑする方にやどやからまし