八十八夜の別れ霜

今日は雑節の「八十八夜」。
立春から数えて八十八日目にあたる日。
この頃が霜の降りる最後の頃となることから、「八十八夜の別れ霜」との慣用句があるようです。
農家では種まきの季節。
米という文字を分解すると八十八になるところに、この日が由来するとか…。

(^^♪夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
茜だすきに菅の笠

茶どころでは茶摘みの最盛期。
今日は朝から、メディアが茶摘みの話題を報じていました。

お茶と云えば、抹茶の価格が随分高くなりました。(茶筅も!)
抹茶のインバウンド需要が増大していることも一因とか…。(爆買いも?)
茶道関連で抹茶の需要が伸びているようには思われませんが、業界の実態はどうなのでしょうか?

八十八夜に、何かしらのいい夢が見られたら良いな…なんて思いました。 (^^)

※都忘れ

外組25番【秋月香】

香五種
待宵 として 二包に認内一包試
望月 として 右同断
不知夜として 右同断
雲  として 三包に認無試
雨  として 右同断

右、試み終りて出香九包打ち交ぜ炷き出す。月の香三種は試みに合せ札打つべし。雲、雨の六包は十炷香のごとく札打つなり。雲を雨と成とも、雨を雲、雨を雲と成とも三種づつ揃へ入るるなり。雨を雲、雲を雨と入違へては不当なり。月の香三種とも当れば三点、二種は二点づつなり。一種は一点也。又、月の香は待宵を望月と聞き、不知夜を待宵と聞き、望月を不知夜と聞き、文字違えても、雲雨の香と聞き違わざれば点すべし。雲雨の香は一点づつなり。猶、記の面にて可考。左のごとし。但し、待宵、望月、不知夜の香、文字違えても雲雨と間違わざれば点有といふ。傍点の事にて左の方へ掛けるなり。半点に順二点にて正一点に立つべし。

(記録例 略)

きろく是に順ずべし。全の人、点数の所、秋月と認むべし。

[メモ]不知夜(いざよい)=十六夜