十三夜

旧暦の九月十三日は十三夜(後の月)として、旧暦八月の十五夜と共に、月が美しいことで知られています。

栗名月とも豆名月とも云うぐらいですから、スーパーにそれらしき売り場とモノがあるかと思っていたのですが、上手く見つけられなかったとのこと…。
お月見は10月4日(旧暦八月十五日)の「中秋の名月」ですっかり終わっているようでした。

それでも月見団子は欠かせないと、手作りすることになりました。

ススキは野辺に生えていたものです。

午後7時前のお天気番組で十三夜の月が超アップで写されていましたが綺麗でしたね。
外へ出て肉眼でも見ましたが、晴れ渡った空に浮かぶ月の光は冴え冴えとしていました。

香道一口メモ・46【伽羅(きゃら)】

堅黒な沈水香を上品とする考えからボン語の黒色を意味する「カラ」を当て字し、木をつけて伽羅木と称したのが日本に伝わった。産地は旧南ベトナムを主としている。インドにも産したとの説もあるが、実際はブータンやアッサム地方ではなかったかといわれている。江戸時代には香木の代名詞にまでされた。伝世の名香にも伽羅が多い。

奈良・正倉院御物の黄熟香(蘭奢待)は果たして伽羅なのでしょうか?
科学的に分析をなされた大阪大学・米田該典先生の講演会要約は示唆に富んでいます。