香道一口メモ・100

9月からサイトにアップし始めた香道一口メモは、今回で100回目となります。
よくぞ続いたものだと我ながら感心します、というか呆れています。

必要にして簡潔、無駄のない一口メモだとつくづく思います。
新しい発見も随分ありましたし、勉強にもなりました。

メモには「香道」のヒントが詰まっていると云った感じでしょうか。

今日はクリスマスイブ。
イブと云えばクリスマスケーキを思い浮かべるのは一昔前のことで、今日では「和菓子でクリスマス」が人気のトレンド(?)になっています。

※両口屋是清「和菓子でクリスマス」

とは言え、矢張りサンタさんにも出番が必要なので、ロシア土産のマトリョーシカを並べてみました。

日本のクリスマスイブはほとんどお祭りになっています。
今日の有馬記念ではキタサンブラック(武豊)が勝ちましたが、オーナーの北島三郎は「祭」を唄ったのでしょうか。

香道一口メモ・100【組香の茶の湯②】

下火を直してからたどんを入れ炭継ぎをする。盆より香炉を下ろし炉中でおきたたどんを炭斗の火ばしで入れる。炉に釜をかけ炭斗を水屋へ運ぶ。次にすずり箱を持ち出し正客に記録を願う。灰手前をし聞香をする。聞き終わって記紙に答えを書く。諸具を片付け記録を拝見、記録紙とすずり箱を持ち水屋へ下がり茶道口であいさつして点茶となる。

一連の流れに無理はありません。
茶の湯の炭手前では、「炉を掃いて下火直して灰まいて掃いて炭継ぎ掃いて香焚く」と云われていますが、下火を直す際に炭斗(すみとり)から「香炭団」を下火に添えて着火させるという、ここが一連の流れのポイントになろうかと思います。

一番の心配事は、炉の炭手前の間に香炭団(たどん)に十分着火するのか、更には、中途状態の着火で炭団を聞香炉に移した場合、いつもの灰手前で炭団の火が消えることはないのか、という点にあると思います。

以前、『なごみ』(淡交社)2015年4月号の記事に触発され、興味のある方々が集まって、『なごみ』の手順通りに行なってみたことがあります。

結論は、大丈夫でした。(^O^)

事の顛末は、また後日にでも…。