香道一口メモ・101

新年を迎え、気持ちも新たに「香に戯れ茶に遊ぶ」世界をマイペースで続けて行きたいと思っています。

志野流香道先代家元・蜂谷幽求斎宗由宗匠(1902~1988)が中日新聞に連載されていたと云う「香道一口メモ」も後半に入ります。

香道一口メモ・101【内十組】

古今集に一首しか収められていない喜撰法師の歌を主題にした宇治山香。四季の草花を香組した小草香。一座が左右に分かれ正解に点、不正解に星を付ける花月香。ももちどり、いしたたきなど同二字のある五文字の鳥名で表す小鳥香、数式・図式で表示する十種・十炷(ちゅう)・源氏香、盤物の競馬・名所・矢数香の十種。五百組以上はある組香の基本型。

※内十組…[十種香、宇治山香、小鳥香、小草香、源氏香、花月香、競馬香、名所香、矢数香、十炷香]

※我いほは宮このたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師(古今和歌集 983)

※『和楽』(小学館)2007年2月号に松隠軒で催された「競馬香」の特集記事が載っています。

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◆今年のお題銘香「語」(松栄堂のスティック香)を焚いてみました。良い香りです…。