積雪・ヒビコレ
この冬初めての積雪となりました。
昨日も雪が降ったと云えば降ったのですが、風花といった方が相応しいような感じでした。
今日は強い寒波と共に、伊吹降ろし?に乗って濃尾平野にまで雪をもたらしたようです。
今年も今日を含めて残すところ三日となりました。
この一年、振り返るといろいろな事がありました。
特に、清水寺の貫主さんが今年の一字に選んだ「災」に象徴されるように、災害が何度も日本列島各地を襲ったのが、強く印象に残っています。
それにしても、時の流れは余りにも速い……です。
当blogも例外ではなく、今年の前半の記事となると幾つかは思い出せますが、指折り数えても両手があれば十分で、我ながら呆然としてしまいます。
いわんや、昨年の記事となると、霧の彼方に…と言いたいところですが、それでも、北海道での全国大会を始めとして、幾つかは断片的に思い出すことができます。
時々、過去の記事をふらりと開けてみますと、当時が鮮やかに蘇ってくるところがあり、思わずほくそえんだりすることも多々あります。
そんなわけで、今年一年の茶香逍遥をざっくりと振り返ってみました。
1月は家元の「聞香始」に始まり「反魂香」の地ともいえる萱津神社を訪れ、2月は「丈長・平元結」の続きとして「十文字帯封」などで遊び、3月は「お香とお茶の会」に参加し、「松隠会総会」で話があった[三舟香]に興味を抱き(継続中)、4月は「長谷寺・室生寺」へ足を運び、真清田(ますみだ)神社の迦陵頻の舞いを見学し、5月は真清田神社所蔵の蘭奢待にお熱をあげ、志野流香道全国大会(名古屋大会)で名香に酔いしれ、6月は「冷泉邸特別公開」で端午の節供飾りを見学、萬福寺の普茶料理を堪能し、「松平不昧没後二百年」で畠山美術館・三井美術館に出かけ、7月は連日の猛暑・酷暑(熊谷では41.1℃)にエアコンさまさまでひたすら体力を温存し、8月は裏千家流「仙遊之式」を遊び、9月は全米オープンテニスでの「NAOMIちゃん」の優勝に拍手喝采し、10月は「大徳寺月釜・金戒光明寺・米川常白墓地」を訪れ、京都御苑・冷泉家に残る9月の台風21号の爪痕を目の当たりにし、さらに映画と単行本「日日是好日」にはまり、11月は名古屋・八勝館での「秋の大茶会」に参加し、「玄猪包」の折り方に執心、そして12月は映画「えちてつ物語」に引き込まれ、まもなく単行本「蜜蜂と遠雷」を読み終えようとしています。
お香を中心に回っていったように思いますが、月釜はそれなりに参加した一年となりました。
今年も大過なく?終わろうとしています。
これも「ヒビコレ」のお陰と云えるかもしれません…。