節分・福豆・けんちん汁
今日は節分。
冬の土用の最終日、文字通り季節の分かれ目で、明日はいよいよ「立春」です。
立春、立夏、立秋、立冬の前日は節分となりますが、特に立春の前日は大切にされ、様々な行事が行なわれているようです。
我家の行事は三つ。
①煎った大豆を節分豆・福豆と称して「鬼は外・福は内」と大声で唱えながら撒きます。(本当は小声で、室内は後始末が不要な鉢植え等に、豆は勿論市販のもの)
②ヒイラギ【柊】の枝にイワシ【鰯】の頭を刺したものを玄関外に吊るします。
③けんちん汁(酒粕、大根、人参、牛蒡、豆、筍、蓮根、鶏肉など)を食します。
これで今年は邪気払い、無病息災間違いなしです。(^^)
と云いたいところですが、新型コロナの感染力はすさまじく、昨日の発表は東京21576人、愛知6191人と過去最多となっています。
数字に対する感覚が麻痺しそうですが、なんとも恐ろしい数字です。
感染拡大の世情を受けて、2月の名古屋の大寄せ茶会は軒並み中止となっています。
香道では、節分に因む組香として「節分香」があります。
志野流香道先代家元・蜂谷幽求斎宗由宗匠の御試作と聞いた覚えがあります。
香三種で[青・黄・赤]、試み香三種、本香は青一包、黄二包、赤三包の計六炷、全当りには「福は内」と書かれる組香となっています。
節分は季節の分かれ目。
そうした分かれ目には邪鬼が入りやすいなどと云われています。
特に、冬から春への分かれ目(旧暦では年が改まる頃)は要注意ということでしょうか。
邪鬼を象徴する鬼門は東北、即ち丑寅(艮・うしとら)の方角となっています。
丑寅ということから、牛の角(つの)、虎の縞々パンツが鬼の定番となっているようです。
※月は旧暦です!
太陽の光に春のキラメキを感じる頃になりました。
風はまだまだ冷たい時もありますが、もはや冬のそれではなく、光輝いているように見えます。
いよいよ春です。(^^)