冷泉邸見学会
時雨亭文庫の会員に誘われ、願ってもない冷泉邸会員見学会に参加させていただくことができました。
見学会は約一時間、冷泉邸の内部をガイド付きであちらこちら見学し、最後は「松の間」でお菓子とお抹茶をいただき、当主夫人である冷泉貴実子様の楽しいお話も聞けると云う、至れり尽くせりの見学会でした。
月遅れの桃の節供の関係でしょうか、広間には歴代の雛段飾り(親王と内裏様)がしてあり、床には西王母と桃の実の掛け物が掛かっていました。
内部の写真をたくさん撮りましたが、SNSやブログへのアップはしない事になっているため、写真は残念ながらパスです。
見学会の後、京都御所廻りの気になっていた個所を歩きました。
①御所の「建礼門」と「道喜門」。
<御所の建礼門(左)と道喜門(右)>
道喜門は、御粽司として知られる川端道喜が室町末期より明治初めまで、天皇の食事を毎朝運ぶのに用いた通用門として知られています。
<道喜門>
②鬼門の方角である東北の角にある築地塀が凹んだ所「猿が辻」。
③御所の東側にある「桜松」。
「桜松」は葉と花が同時に見られる山桜ですが、今年は開花が遅く、二つ三つ、四つ五つ開きかけといったところでした。なお、御所にソメイヨシノはありません。
「訶梨勒(かりろく)の実」と、「筍の漬物」、そして鶴屋吉信のお菓子が今日(京)のお土産でした。