土用入り

東海地方は梅雨空が続き、7月末までの天気予報を見ても梅雨明けはなさそうです。
なんだか冷夏の気配です…。

今日から夏の土用に入りました。
今年は立秋(8月8日)前日までの19日間となっています。

土用は、五行思想の[木・火・土・金・水]に対応する季節[春・夏・土用・秋・冬]のうちの一つです。
一年365日を5で割った73日分が土用ということになりますが、この土用分73日を[春・夏・秋・冬]の終わりに付けたすために四つに分けると18~19日が得られます。
そして、これらが春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用と呼ばれる期間となっています。

|    冬

| 秋  土用  春

|    夏

季節は各土用を経て、次の季節に移り変わるという考え方です。
即ち、一年のサイクルは、上図で春→春の土用→夏→夏の土用→秋→秋の土用→冬→冬の土用→春…といった具合です。
良くできている考え方だと思います。

そして、冬の土用の最終日は季節を分かつ「節分」で翌日が「立春」(2月4日頃)、春の土用の最終日(節分)の翌日が「立夏」(5月6日頃)、夏の土用の最終日(節分)の翌日が「立秋」(8月8日頃)、秋の土用の最終日(節分)の翌日が「立冬」(11月7日頃)となっています。

尤も、良く知られているのは立春、立夏、立秋、立冬、そして豆まきでお馴染の立春前日の「節分」、更には鰻を食する日とされている夏の土用の丑の日ぐらいでしょうか…。(^O^)

今年の土用の丑の日は7月27日(土)。
鰻と云えば、名古屋では「ひつまぶし」です。ハイ!

でも、暑気払いどころか、今年はなんだか梅雨空の下で食することになりそうです…。

名古屋・徳川園北門から徳川美術館に至る通路の脇にヤブラン【藪蘭】が咲いていました。
大合唱ではありませんが、みんみん蝉の鳴く声も聞こえました。