雁金草
今年も、初秋の花・かりがねそう【雁金草】が咲き始めました。
名称は花の形を雁の飛ぶ姿に見立てての名だそうですが、云われてみると青紫色の花の斑紋も鮮やかでそう見えなくもありません。
この花が咲くと決まって柳生博氏のお姿と八ヶ岳倶楽部を思い出します。
以前(と云ってもあれからずいぶん経ちますが)、八ヶ岳倶楽部を訪れた際に記念に買い求めたのが雁金草のポット苗で、ちょうど滞在されていた経営者の柳生博氏が記念写真の中に気さくに収まっていただいたという、所縁ある地の花だからです。
八ヶ岳倶楽部はフルーツティーと共に懐かしい思い出となっています。
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「雁金」と云えば、香種にその名が出てくる組香として「替(かわり)住吉香」、「四季比翼香」、「玉章(たまずさ)香」があります。
替住吉香…(松風・月・雁金)
四季比翼香(雉子・水鶏・雁金・千鳥)
玉章香……(初雁・帰雁・雁金・玉章)
また、「秋夜香」には香種(秋夜・白雲・雁・月)の中に雁が見えます。
雁がV字形を保ちながら飛んでいく姿を見るのは、まだまだ先のことのようです。(^^)
それにしても暑い、暑い日が続いています。
8月7日は「立秋」で、暦の上では秋を迎えたことになっています。
今日、8月19日は旧暦の七月一日でいよいよ秋と云いたいところですが、猛暑はしばらく治まりそうにありません。