処暑です

今日は(から)二十四節気の一つ「処暑」。
暑さが止むという意味のようですが、確かに今朝は窓を開けたときの空気の流れに昨日までの暑さは感じなかったので、「処暑」には頷けるものがありました。
でも、日中は矢張り暑いことに変わりはなく、今日の名古屋の最高気温は35.8℃でした。

公園の通路わきにセンニンソウ【仙人草】が白い花を咲かせていました。
つる性の植物でサツキにからみながら純白の四弁花を一面に広げている様は、遠目にはまるで真夏の雪の綿帽子です。
名称は、果実につく白毛を仙人の白髭に見立てたものとか…。

今日二十三日(廿三日)を香会などの記録紙の日付として記す場合は、おおむね末三日と記しているようです。
因みに、一日~十日は初一日~初十日、十一日~二十日は仲一日~仲十日、二十一日~三十日は末一日~末十日の如くで、三十一日は末十一日もしくは晦日としています。(尤も、旧暦を用いていた明治五年までの日付に三十一日はありませんが…。)

ところで、ひょんなことから「念」に二十(廿)の意味があることが分かりました。(廿は十が二つ合わさった意味)
辞書を引くと、廿の俗音が念に近いので、宋(ソウ)の時代から用いられた、とあります。
この表記を用いると、二十三日は念三日ということになりますが、実際に「念」が記録紙の日付に用いられた例はあるようです。(^^)

『新漢語林』によると、念の字音はniàn、廿の字音もniànとなっているようですが…。

でもでも、まぁ、大したことではないかもしれません。(^^)