小雪・壺飾

今日は(から)二十四節気の「小雪」。(黄経240度)
天明七年出版の『暦便覧』には「ひゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへなり」とあります。
新暦旧暦カレンダーには「北国や山間部から初雪の便りを聞くようになる。関東以西の平野部では、まだしばらく降雪はない。」とあります。

庭の山茶花「冨士の嶺」が雪のように白い花を咲かせています。

各地で紅葉が見頃となっていますが、公園ではすっかり葉を落とした紅葉も見られるようになりました。
辺り一面、赤い絨毯のようです。

茶の湯では、すっかり炉の季節となっています。
「口切の茶事」を行なう処もあるでしょうが、段取りを考えただけでも大ごとで、我家では二の足を踏むことになりそうです。
せめてもの習いとして、一年に一度、この時期に茶壺の緒を結ぶようにしています。

『茶の結び緒』(淡交社)には、裏千家流として「口切の茶事では、初座の床に口尾を結び網袋に入れた茶壺を荘りますが、亭主は中立に壺の緒を真・行・草に結んでおきます」とあり、結び方の手順が写真付きで詳しく記してあります。
出来栄えはともかく、結ぶ手順は難しくありません。

裏千家流では「小習事十六ヶ条」の一つに「壺荘」があります。
詳細は教本に委ねますが、口切の茶事とは関連なしに茶壺を床などに飾ることもあるようです。

細やかですが、壺を飾って、気分だけは「口切」といったところでしょうか。 (^^)