京都へ。

先日の京都新聞記事に誘われて、京都・細見美術館のホームページを開いてみました。
トップページの中に次期「特別展」の案内がありました。

特別展
初代 志野宗信没後五百年記念-香道 志野流の道統ー
会期:2023年3月4日(土)~5月31日(水)

今年は、志野流初代・志野宗信(1443-1523)没後五百回遠忌の年にあたり、また細見美術館開館25周年の節目の年でもあることから、見出しの特別展開催に至ったようです。

展観される諸道具等に興味があり、PDF形式の「PRESS RELEASE」(2023.1.19付)を見てみました。
展示構成は以下のようになっています。

第1章「香道の世界」
・志野流初代志野宗信画像、志野上棚(四季棚)、十種香箱など
第2章「志野流」の世界
・志野流四代休斎宗梧画像、九代葆光斎宗先画像、諸国香道門人帳・門人帳など
第3章「香木」の世界
・六十一種名香(思羽包)、名香「蘭奢待」一材、志野流伝来 家木「伽羅」など
第4章「香道」と日本文化
・志野宝珠形香合、源氏香図本 土佐守光貞画、古法志野結び十二ヵ月(志野袋)など

上記の名香「蘭奢待」一材は、明治十一年の明治天皇行幸の際に下賜された香木と推測されます。
展観される諸道具は、昨年5月末に東京・増上寺で開催された「蘭奢待献香式」に付随する特別展「香道の世界-志野流香道五百年の継承-」を彷彿させるものとなっています。

「PRESS RELEASE」には【志野流について】と題する紹介文が載っています。
志野流は、初代志野宗信から五百年にわたり連綿と継承されてきたこと、そして志野宗信が所謂「六十一種名香」を定めたことなどの功績を記した後に、次の一文がありました。

「さらに志野流は、禁門(蛤御門)の変(1864年)で家を焼かれ、苦渋の決断で都を離れてからの歴代家元の思いのもと、ついに2024年、160年ぶりに歴代家元が命を懸けて守り抜いた香木たちと共に京都に帰ります。」

2024年は来年です!

展覧会会期中にはイベントとして、聞香体験会や講演会などが予定されているようです。

暖かくなったら、花見がてら、京都へ出かけようかな…と思っているところです。 (^^)

[付]
細見美術館「PRESS RELEASE」のURL。
https://www.emuseum.or.jp/press/img/23_01_sinoryu_press.pdf

アセビ【馬酔木】の花がほころび始めています。春です。

雛祭りが近づいています。
スーパー店頭にあったチロルチョコの雛祭りボックスは、箱を雛段に作り替え、チロルチョコを飾れるようになっていました。
ちょっと遊んでみました。 (^^)