山村御流
山村御流いけばな展が名古屋・名鉄百貨店7Fで開催されています。(24~29日)
山村御流は奈良・圓照寺門跡を家元とする華道流派で「花は野にあるように」「素朴枯淡」が神髄のようです。
茶道の利休七則の中にも、花のあるべき姿について、似たような文言があります。
裏千家流の栞には「利休居士が茶道のあり方について教えた言葉である」として、以下の「四規七則」が記されています。
四規:
和 敬 清 寂
七則:
茶は服のよきように点て、
炭は湯のわくように置き、
冬は暖に夏は涼しく、
花は野の花のように生け、
刻限は早めに、
降らずとも雨の用意、
相客に心せよ
七則の出典については、茶書『南方録』に一部があることは確認していますが、出典が不明の文言もあります。
いけばな展では、投げ入れのように見えるお花がたくさんあったように感じていますが、珍しい花材も多く、「どこで手に入いるんだろう…」と思ったところでもあります。
尤も、どんな御用にも間に合わせるのがその筋の花屋さんなのでしょう…。 (^^)
公園の野薔薇が爛漫でした。