ホタルブクロの花が咲きました

夕方6時ごろ、南の空に右半分が明るいお月さまが見えました。
このように見える上弦の月は、旧暦では八日頃です。
暦を見ると今日は旧暦の四月八日でした。

昨日は、二十四節気のひとつ「小満」でした。
草木が周囲に満ち始める意、と辞書にはあります。
そういえば「小満はあっても大満はない!」などと大げさな記事を去年書いた覚えがあります。
小暑・大暑、小雪・大雪、小寒・大寒があるのですから、ついつい期待してしまいますが、小満の次は芒種です。

ホタルブクロ(蛍袋)の花が咲きました。
釣鐘形の花が垂れ下がる様が提灯(火垂る)に似るところからの名といいます。
花の筒にホタルを入れるというのは俗説だそうですが、筒を通してホワ~と点滅する幻想的な光をついつい想像したくなります。

昨日のblog記事「間色と正色-五色香-」に関連して、五色の童歌?を聞いたことを思い出しました。
♪色は白々 お袖は赤し 紀伊(黄い)の殿さま 葵(青い)の御紋 御馬(おんま)は黒し♪

確かな歌詞を求めて、ネットで探しましたが見つかりません。
それらしき文言があったのは「顔白く羽織は黒く帯赤く御紋が青い(葵)黄い(紀伊)の殿さま」という文言。
まぁ、五十歩百歩といったところでしょうか…。

香道一口メモ・160【丹霞の故事③】

仏の蓮座をくだいて得た香を仏座、念珠で得た香を念珠、帯の装飾である石帯(せき・しゃくたい)で得た香を石帯などと呼び焚香したが、丹霞和尚が仏像を焼いたのは迷信打破のため。これを転じて香道の邪道に使うのは慎むべきこと。それゆえか香道が極度に遊芸化されるのを戒める語録や聞香の本質を説く書物が今日まで多数著されている。