梅花

春の陽気に誘われて梅花見物に出かけました。
今年の開花は矢張り早かったようで、満開の盛りから少し過ぎたあたりといったところでしょうか。
良い景色でした…。

マンサクの花も咲いていました。

春です。

詩歌をちこち 【時鳥香】

|『千載和歌集』巻第三 夏歌 161
¦ 暁聞郭公といへるこころをよみ   右のおほいまうち君
ほととぎす鳴きつるかたをながむれば ただあり明の月ぞのこれる

〔大意〕時鳥の鳴いた方角を眺めやると、姿は見えず、ただ有明月だけが空に残っていることだ。

*和歌出典『新編国歌大観』(角川書店)
*大意出典『新日本古典文学大系』(岩波書店)

※右のおほいまうち君=藤原実定(ふじわらのさねさだ)
※歌は『小倉百人一首』所収。