チャバネセセリ?
朝顔が元気に花を咲かせています。
チョウが蜜を吸っているようです。
アップした画像です。
早速「Google Lens」で調べてみました。
候補として一番に表示されたのは「チャバネセセリ」。
チョウの一種で、日本国語大辞典には漢字【茶翅挵蝶】が載っていました。
でも、見た目はほとんどガ【蛾】ですネ…。(^O^)
「詩歌をちこち」は前回から所謂「外組」の組香を取り上げています。
詩歌をちこち 【青柳香】
|『古今和歌集』巻第一 春歌上 26
| 歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる つらゆき
あをやぎのいとよりかくる春しもぞ みだれて花のほころびにける〔大意〕青柳が風になびいて、まるで糸を撚(よ)り合せるように見えるこの春こそは、青柳の糸が風に乱れ、その柳の花が乱れ咲いていることだ。
*和歌出典『新編国歌大観』(角川書店)
*大意出典『新日本古典文学大系』(岩波書店)
※紀貫之(きのつらゆき)=====
潭心月泛交枝桂 岸口風来混葉蘋
|『和漢朗詠集』巻上 春 109
潭心月泛交枝桂 潭心(たんしん)に月(つき)泛(うか)んで枝(えだ)を交(まじ)ふる桂(かつら)
岸口風来混葉蘋 岸口(がんこう)に風(かぜ)来(きた)つて葉(は)を混(こん)ずる蘋(うきくさ) 菅三品(くわんさんぼん)〔現代語訳〕池の中心に月がうかんで、岸辺からさしのべている柳と、月の桂が枝をかわしています。岸辺に風がそよぎ、池のうき草と柳の垂れ枝とがたがいに葉をまじえています。
*出典『和漢朗詠集 全訳注』(講談社学術文庫)
※菅三品(かんさんぼん)=菅原文時(すがわらのふみとき)