曜変・長江惣吉展

瀬戸市美術館で開催中の「曜変・長江惣吉展」へ出かけました。
美術館はこじんまりとした二階建ての建物で、展覧会の看板や宣伝幕もなく、ひなびた雰囲気の中にありました。

館では、「収蔵作品展」が同時開催されていて、加藤土師萌(はじめ)、加藤唐九郎、北川民次、藤井達吉、伊藤高義(版画)などの陶芸・工芸作品が展示されていました。
想定外の作品展でしたので、なんだか得をしたような気分になりましたネ。

「曜変・長江惣吉展」に展示されていたのは30点程の作品。

長江氏は、昨年NHK・ETV特集「曜変~陶工・魔性の輝きに挑む~」にも出演された方で、「曜変」の第一人者として知られています。

 (光彩)

黒色の烏盞(うさん)や、曜変へとつながる光彩、兎毫(とごう)、曜々の各天目茶碗、そして「曜変」と名付けた天目茶碗が二つ展示されていました。

「曜変」は二つとも素晴らしい出来栄えでした。(全て撮影不可)

確かに、国宝の三点には及びませんが、近づいているのは間違いないことを実感させる作品でした。

全ての作品が個人蔵となっていたように思いますが、窓口でお尋ねしたところ、所蔵は<身内の方々>とのこと。

なんとか、国宝の曜変天目茶碗と肩を並べるような曜変を再現して欲しいものだと思いながら、美術館を後にしました。

(付記)国宝となっている曜変天目茶碗は三点とも日本にあります。
・東京:静嘉堂文庫蔵(稲葉天目)
・大阪:藤田美術館蔵
・京都:龍光院蔵