茶の湯 薮内家

朝から雨がしとしとと降り続いています。

アセビ(馬酔木)の白い花は雨の日より、矢張り陽光の下の方が似あいそうです。

昨日、一昨日と出かけたので、今日はゆっくり過ごす予定でした。
ところが、昨日聞いた「三舟(さんしゅう)の才」の言葉が妙に残っていて、いろいろと調べ物をする羽目に陥りました。

そういえば、大堰川(嵐山?)に複数の舟が浮かんでいて、川岸に公家さんが立っている姿を描いた掛物(宜稲さんの絵だったような…)を見たようた記憶がありますが、あれは一体何時の事だったのでしょうか…。

ところで、今日から全4回で「茶の湯 薮内家 茶の湯500年の歴史を味う」がEテレの「趣味どき!」で始まります。

薮内家家元を襲名した14代が、2015年6月から2017年12月までの間に催した家元襲名披露茶事が紹介されるようなので、放送を楽しみにしています。

香道一口メモ・137【伽羅(めいぼく)先代萩】

江戸初期の仙台の伊達家で起きたお家騒動を扱った歌舞伎・浄瑠璃の題名。これに伽羅の字がつくのは、政宗のころ、伽羅の大木の買い入れを細川家ときそって分木し、一木で三銘がつけられた有名な話や、不行跡のかどで幕府から隠居を命じられ、騒動の発端となった綱宗が、花町通いに伽羅のゲタをはいた伝説などによるものであろう。