ヒトツバタゴ

様々な花が咲き揃う、まさに百花繚乱の春です。

公園にあるヒトツバタゴの白い花が、雪が降り積もったように樹木いっぱいに咲いている姿は毎年の事ながら見事です。

Wikipediaによると「雌雄異株であるが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株である。秋に、直径1cm程度の楕円形の果実をつけ、黒く熟す。」とあります。

※ヒトツバタゴ

写真中央付近のひと固まりの花はどうやら雌花のようです。

秋に果実をつけているかどうか確かめなければなりませんが、その頃になっても覚えているかどうかはなはだ疑問です…。

フタリシズカ(二人静)の花が咲いています。

コデマリも長い間咲いています。お疲れさま!

香道一口メモ・【勅銘香】

後陽成、後水尾、後西院、霊元、東山、中御門、桜町帝にあって、二百種以上は知られている。中でも後水尾帝の附名は約九十種におよぶようだ。中宮の東福門院には米川常伯が指南役についたといわれ、香木の附名や今も用いている組香、香具の中にその作があるとか。香木を入手すると献上あるいは贈答して附銘を依頼、一部を家木とする習慣があった。

※東福門院和子(1607~1678)の指南役であった米川常白(1611~1676)は、香の聞きを間違えることがなかったと云われている人物ですが、毎年7月20日の命日には菩提寺である京都・今戒光明寺において、常白忌が営まれています。