春のうららの…

うらら【麗】
*源氏物語(胡蝶)「春の日のうららにさして行く舟は竿のしづくも花ぞ散りける」

『日本国語大辞典』で「うらら」を引くと、上記の用例が出てきますが、この和歌から唱歌を想像することはそんなに易しいことではないと思います。

朝日新聞土曜版に半藤一利「歴史探偵おぼえ書き」の連載が始まりました。
第一回は「春はうららかにあらず」。
結論は、唱歌「花」のもともとに『源氏物語』があるというもので、事の顛末が面白おかしく書かれています!


春爛漫です。

※ヒトリシズカ

※シャガ

※ヤマブキ

香道の心得 ◆卯月◆ (2)

 自派ではこれらより二百五十余を選出し、内十組(うちとくみ)、三十、四十、五十、外組とか四季、雑、祝部に分類し、名香合や炷合(たきあわせ)(香木を炷き継ぎ、香りの推移と香銘を鑑賞する式)に先んじて、焚香、香作法などの習得に並行させ、内十組より順次、聞香していくことを一応定めています。この内十組は、名香「初音」で著名な細川忠興の父、幽斉の筆記になる「十組」と言うものと、二、三入れ替わっているだけですから江戸時代初頭には、すでに系統付けられ出していたようで、十組香の基本型とされています。ですから、この組織を十分理解していれば他の組香を比較的容易に知ることが出来ます。