立春2021

今日は二十四節気の一つ「立春」。
暦の上では今日から春ということになります。

立春は2月4日とされていますが、厳密には黄経が315度となる日となっています。
国立天文台>暦計算室のHPを開けて見ますと、節気の詳しい日時の一覧表があります。

近年の立春(黄経315度)となる時刻は次の通りです。
2009年 2月4日 01:50
2010年 2月4日 07:48
2011年 2月4日 13:33
2012年 2月4日 19:22(閏年2/29有)
2013年 2月4日 01:13
2014年 2月4日 07:03
2015年 2月4日 12:58
2016年 2月4日 18:46(閏年2/29有)
2017年 2月4日 00:34
2018年 2月4日 06:28
2019年 2月4日 12:14
2020年 2月4日 18:03(閏年2/29有)
2021年 2月3日 23:59
2022年 2月4日 05:51

昨日のブログにも記しましたが、地球が太陽を一周する時間は365.24219日で365日より6時間弱長いことから、4年経てば24時間近くずれることになり、4年に一度うるう年を設けるなどして調節しています。

国立天文台のHPに載っているグラフを見ますと、2021年以降の2025年、2029年、…にも立春が2月3日となることが解ります。

ともあれ、今日は春が立つ日です。
陽射しが、風が、木々の芽が、光っているように感じられます。
いよいよ春です!(^^)

※公園の梅「紅珊瑚(べにさんご)」

ところで、今日は旧暦の十二月二十二日です。
旧暦ではまだ年は越していませんので、余裕綽々の?年内立春ということになります。
『古今和歌集』の巻頭歌は、年内立春を詠んだ歌として広く知られています。

|『古今和歌集』巻第一 春歌上 1
| ふるとしに春たちける日よめる  在原元方
年の内に春はきにけりひととせを こぞとやいはんことしとやいはん

旧暦においては、年内立春になることは決して珍しいことではありません。

明治になってから、旧暦のままだと明治五年十二月三日にあたる日を新暦(グレゴリオ暦)明治6年1月1日としてから、今日まで150年近くが経っています。
長い歴史に裏付けられた旧暦は、現代でも生活の中にしたたかに根付いていて、そう簡単に消えるものではありません。

事あるごとに見ている「新暦・旧暦カレンダー」は、メモ書きにも重宝していて、すっかり生活の一部に溶け込んでいます。(^^)