春の訪れ

春の訪れを告げるラン科の常緑多年草シュンラン【春蘭】が咲いています。
淡い黄緑色の花がこの時季には珍しく、格別の美しさです。

花を塩漬けにして湯茶に入れて飲用するようですが、昨年はお吸い物に入れていただきました。(^^)
今年もそのように予定しています。

古都・奈良に春の訪れを告げる東大寺二月堂の「お水取り」の様子が、NHKBS3チャンネルで今夜放送されました。

「お水取り」は、現在は3月1日から2週間にわたって行なわれる修二会(しゅにえ)の行事の一つで、12日の夜から翌未明にかけて、堂前の若狭井(わかさい)の水を汲んで、香水とする儀式を行なうところからその名があるようです。
ご多分に洩れず、元は旧暦二月一日から十四日間行われる修二会の行事の一つ(二月十二日)で、起源は奈良時代とか…。

午後7時からは籠松明が10本上がる様子が映し出されていました。
この大松明の火の粉を浴びると無病息災で過ごせると云われ、例年なら二月堂前は火の粉を求めて身動きできないほどの人で埋まり、押し寄せる人の流れに身を任せる外はないのですが、今年はコロナ禍のため入場禁止となり、TV中継による「参加」が実現したようです。

籠松明の火の粉の電磁波は、TV中継画面を通して視聴者にも届いたのではないでしょうか…?(^^)

以前「お水取り」の12日に二月堂前へ出かけたことがありますが、ものすごい人出であったことを今でも思い出します。

番組の中で、椿の「糊こぼし」が紹介されていました。
赤い花弁に白い糊をこぼしたような斑が入っていることからその名があるようですが、以前よりは白斑が少ないように感じました。
「糊こぼし」と云えば、菓子舖・萬々堂道則の銘菓「糊こぼし」は外せません。

コロナ禍が終息した時には古都・奈良を訪れ、ゆっくり歩いてみたいものだと思っています。

今年?来年?…?