『青嵐の庭にすわる』

森下典子著『青嵐の庭にすわる 「日日是好日」物語』(文芸春秋)です。

2018年10月に公開された映画「日日是好日」の撮影現場に茶道指導スタッフとして立ち会った森下さんが、見聞きし体験した数多のエピソードを余すところなく?物語った一冊です。
読み始めるとぐんぐん引き込まれ、数々の驚きと共に一気に読み終えてしまいました。
メチャクチャ趣深い、面白い本です。

森下さんがいたく気にしていた「炉の釜の高さ」(何んというプロ感覚!)をビデオで見直しましたが、そう云われてよくよく見ればちょっと高いかなと思われるものの、シーンの中では全く気付きませんでした。(^^)

映画を見た人には勿論のこと、映画を見ていない人にもお薦めの一冊です。

今日3月5日は二十四節気の一つ「啓蟄」。
新暦・旧暦カレンダーには「冬の間地中に巣ごもりしていた虫が冬眠から覚めて、戸を啓(ひら)くという意味である。」とありました。

今日、東海地方に「春一番」が吹きました。