麦秋至

今日で5月は終り、明日から6月、衣がえの季節です。
旧暦では、ほぼひと月遅れ、昨日から皐月・五月に入っています。

今日5月31日は、七十二候の「麦秋至(むぎのあきいたる)」。※(むぎのときいたる)とも。
暦には「麦が熟して畑が黄金色になる」とあります。
実りの秋になぞらえての「麦の秋」です。

近頃、麦畑の作付けは少なくなっているのか、身近なところではとんと見かけなくなっています。
三年ほど前、刈谷市にある小堤西池のカキツバタ群落を見物に出かけた際に、池の近くの畑で麦の穂が風に揺れているのを見たのが最後となっています。
「麦の波」のように風にそよいでいた光景は、穂の輝きと共に深く印象に残っています。(^^)

増上寺での「蘭奢待献香式」は終わりましたが、「香道の世界」展は6月26日まで開催されています。
29日(日)のNHKEテレ「日曜美術館アートシーン」(8:45~9:00)では、美術展紹介の中で「香道の世界」展が最後に3分ほど紹介されていました。

番組では、伝来青磁香炉「あをやぎ」、志野棚、挿枝袋、香木(蘭奢待・六十一種名香)などが映し出され、一枝軒宗苾若宗匠による名香の話もありました。

🔳番組の再放送は、6月5日(日)20:45~21:00です。

🔳今すぐPCで見たいという方には「NHKプラス」が用意されています。(放送後一週間視聴可)
「NHKプラス」にログイン>画面右上の「さがす」をクリック>画面右上の「配信カレンダー」をクリック>「Eテレ」を選択>「日付け」29日を選択>右側縦スクロールから「日曜美術館アートシーン」を選択。

「ボテロ展」の紹介から始まり、最後に「香道の世界」展の紹介となっています。