ツバキの「西王母」開花

一度早咲きすること、茶花の優品として知られるツバキの品種「西王母」が開花しました。
例年9月下旬には開花していた西王母ですが、今年はちょっと遅い一番咲きです。

「西王母」と聞くと、反射的に組香「三千年香」や椿の品種「東王父」が脳裏に浮かびます。
とは言っても、「三千年香」は矢張り桃花の頃の組香です。
「西王母」に纏わるあれやこれやはまたの機会に…。

実は、早咲きで知られる椿の品種「炉開き」の小さな花は9月20日頃に既に開花しています。
余りにも早く、まだまだ暑い9月に「炉開き」はないでしょう!と写真も載せませんでした。
「炉開き」は本当に小さな花です、が不思議な存在感を放ちます。

公園の道端にゲンノショウコ【現証拠・験証拠】が咲いていました。
古くから薬草として知られ、服用すると下痢止めなどに効果てきめんであることから「現証拠」と名付けられたようです。
紅白二つの型があり、東日本では白色、西日本は紅色が多いとか…。
径1cmほどの五弁花です。

美しい…。