香道一口メモ・12/和楽会

今月の和楽会のテーマは「月見の頃」。
花入れには尾花と萩が入りました。
香を三種聞いた後、濃茶、薄茶という流れで、今月も無事に終了しました。

月見のころ

 

香道一口メモ・12【沈水香⑤】

産地はインド、中国南部、東南アジアの一帯。あいにく日本には産出しない。近年は輸入されていて、確認されている産出地はベトナムとマレー半島、ボルネオでそのほとんどはやはり昔から香料の集散地として名高い香港を経由している。良木は主にカンボジアに近い旧南ベトナムの高地に産するとか。現在では入手しがたいのもやむを得まい。

香港は昔から香料の集散地、文字通り「香る港」であったのですね。

香港の二文字に反応して直ぐに思い出したのが、今年の二月に配信されたフジTVネット番組「ホウドウキョク」に出演された志野流香道・蜂谷宗苾若宗匠のお話。
面白おかしく、そして真面目に番組は編集されていますが、「それは…」というような裏話的な内容も含まれていたように思います。
ベトナムで公的に香木が植林されているという話は耳にしたことがありますが、中国の海南島で植林されているという話は初耳でした。

番組は43分で、パソコンやスマホで視聴できます。
URLは以下の通りです。

https://www.houdoukyoku.jp/archives/0009/chapters/27345

面白いです!