廻り花・花寄せ

NHKEテレ「趣味どきっ!茶の湯 武者小路千家」第三回は、~花を愛でる茶会~として「廻り花」と「花寄せ」。
冒頭で、朝顔にまつわる利休と秀吉の逸話が紹介されましたが、床には青竹の花入れに朝顔が一輪入れられ、そして水が打たれていました。
なんとも美しい姿でした。

朝顔

朝顔は水上げが悪いお花の一つで、写真のようにワンショット程度の時間なら問題ありませんが、長時間に渡る場合は「酢」で対処するのが一番のようです。(萎れることなく長持ちします!)

「廻り花」は、江戸中期に表千家七代如心斎宗左と、その実弟・裏千家一燈宗室が大徳寺の無学和尚の教えを得て創ったと云われる「七事式」(花月・且座・廻り炭・廻り花・茶カブキ・一二三・員茶)の一つですが、流派の作法に従って行なわれていました。
花入れとして、二重切りが用いられていましたが、なるほど!と思いました。

「花寄せ」では、屏風に掛けられたいろいろな花入れに、参会者全員がそれぞれ花を入れられましたが、時季の花を何種類も集めるのは、さぞかし大変だったに違いありません。

お花の名も画面に表示され、見て楽しい、いろいろ勉強になった今回の「茶の湯」でした。

今日、この夏初めて「ツクツクボウシ」の鳴き声を聞きました。
夏休みも残り10日となりました。